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WORKS事例紹介

事例インタビュー

ChatGPTに聞いたら「松尾設計室にまず行っておきなさい」と言われた。建て替えのお客様の一言から見えた、設計事務所のAIO対策

株式会社松尾設計室 代表取締役 松尾和也 様 兵庫県明石市
株式会社松尾設計室 代表取締役 松尾和也様(左)と、株式会社SHO-SAN 代表取締役 髙谷一起

株式会社松尾設計室 代表取締役 松尾和也様(左)と、株式会社SHO-SAN 代表取締役 髙谷一起

株式会社松尾設計室

エリア
兵庫県明石市
創業
1985年

兵庫県の設計事務所・松尾設計室は、省エネ・高断熱住宅が得意で、YouTubeでも発信してきました。2026年4月からSHO-SANとAIO(AIの回答に引用されるための最適化)に取り組み、AIの回答文に社名が出る回数は、取り組み前の3月と比べて8月は約1.7倍になりました。3月時点から増加は始まっており、すべてが施策の効果ではありません。2026年10月の取材で、代表の松尾和也様に、取り組みの中身と続けることの難しさを伺いました。

  • SHO-SANは、松尾設計室のAIO対策の効果を、AIの回答文に社名が出る回数、サイトを参照する外部サイトの数、AI Overviews(Googleの検索結果に出るAIによる概要)に引用されたページ数などで計測しました。AI Overviewsに引用された同社サイトのページは、4ページ(6月1日時点)から8ページ(9月1日時点)に増えました(Ahrefs・2026年9月1日計測)
  • AIO対策の中身は、サイトの土台づくり(AIが読める構造への改修)と、松尾様が動画で話してきた知見を、FAQ 28問と月4本のペースのコラムとしてサイトに載せていくことでした。SHO-SANは、サイトの作りと運用を支援しました
  • 松尾様の実感は、AIは「定期的に繰り返す人しか評価しない」ということです。広報の専任を置きにくい規模の会社では、続けるための担当者か外注先を持てるかが今後の分かれ目になる、と松尾様は見ています
AIの回答文に社名が出た回数(8月・1日あたり平均) 16.9回

取り組み前の3月は10.1回で、約1.7倍。3月時点から増加は始まっており、すべてが施策の効果ではありません。Ahrefs Brand Radar・2026年9月1日計測

松尾設計室のサイトを参照する外部サイトの数(9月1日時点) 554

取り組み前は210(参照ドメイン数)。Ahrefs・2026年9月1日計測

AI Overviewsに引用された松尾設計室のページ数 8ページ

4ページ(6月1日時点)→8ページ(9月1日時点)。Ahrefs・2026年9月1日計測

MOVIE

インタビュー動画

ChatGPTに聞いたら「松尾設計室にまず行っておきなさい」と言われた。建て替えのお客様の一言から見えた、設計事務所のAIO対策

設計事務所は、なぜ今AIO対策に取り組むのか。集客の終着地点は生成AIだと考えたから

松尾設計室がAIO対策に取り組んだのは、集客手段の最終的な終着地点は生成AIだと考えたからです。兵庫県明石市に事務所を構える同社は、公式サイトによると1985年創業、従業員11名の一級建築士設計事務所です。聞き手のSHO-SAN代表取締役・髙谷一起が、代表の松尾和也様に事業の内容を伺いました。

兵庫県で10人ほどの設計事務所をやっています。年間25棟から30棟ぐらいを設計していて、省エネ住宅、高断熱住宅を得意としています

代表取締役 松尾和也様

集客手段は、常に時代とともに変わってきていると思うんですけれども、その最終的な終着地点、ゴールが生成AIかなと思っています

代表取締役 松尾和也様

たとえば僕らの神戸・明石の近辺で、『神戸で住宅を建てようと思っているんだけど、どこかいいところない?』と聞いたら、どこって答えてくれる。それ以上のSNSというか、サービスは多分ないと思うので、最後やっと終着地点に来たのかなと

代表取締役 松尾和也様

AIO対策は、何がきっかけで始まるのか。講演の席で出た「うちどうなん」の一言

松尾設計室がAIO対策を始めたきっかけは、髙谷と一緒に講演した場でのやり取りでした。松尾様は、出会った頃のことは覚えていないものの、AIをやろうという話は一緒に講演したときのことで、取材の時点では比較的最近の話だと言います。

講演の最中に僕がAIの話をして、終わって帰ってきた時に、松尾さんが『うちどうなん』みたいなことを小声で聞いてくださって。それをバーッと調べて、『こんな感じです』とお渡ししたのが最初だった気がします

髙谷(SHO-SAN)

YouTubeなどいろいろなところで発信されていて、専門性も権威性もある。本当はAIから一番参照されやすい土壌が整っているはずなのに、思ったより参照されていない。現場の実態とネット上との乖離を埋めていくゲームが、AIOのゲームなのかなと思って、ご進言したのを記憶しています

髙谷(SHO-SAN)

松尾様ご自身に、その実感はあったのでしょうか。

全然実感はなかったですね。データを見て初めて、という感じです

代表取締役 松尾和也様

設計事務所のAIO対策では、具体的に何をするのか

松尾設計室のAIO対策は、サイトの土台づくり(AIが読める構造への改修)と、YouTubeなどで発信してきた知見をサイトに載せることが柱でした。

松尾様の関わり方

サイトの改修を含む取り組みの進め方について、松尾様は次のように振り返ります。

僕はあんまり何もしていなくて、SHO-SANさんが頑張ってやってくださった、という感じです。『これでいいですか』という確認に、『いいですよ』と返答したくらいで、ほとんどお任せでやっていただいたというのが正直なところです

代表取締役 松尾和也様

発信は多くても、「AIのため」には作り込んでいなかった

僕は情報の発信量は、住宅業者の中では比較的多いほうだと思います。ただそれは、読んでくださる工務店さんや住まい手の方のメリットを常に意識して発信してきたもので、『AI様のために』という認識では全然作り込んでいなかったんです。そこをやっていないと、AI様に取り込んでもらいにくい。その調整、最適化、整えることを、SHO-SANさんにやっていただいたのかなと思っています

代表取締役 松尾和也様

髙谷は「まさにおっしゃる通り」と応じ、もともと素晴らしいサイトだったが、AIにとっての構造にはなりきっていなかったため、エンジニアと一緒に改修したと説明します。

YouTubeにある知見を、サイトに移す

髙谷によると、松尾様がYouTubeなどで発信してきた情報は、意外とサイトにはありませんでした。AIは参照するときにサイトのコンテンツや記事を見に行くため、それを置ける「箱」を作ったそうです。

松尾様が動画で話してきた知見は、FAQ 28問と、月4本のペースのコラムとして、そのサイトに載せていく形をとりました。SHO-SANは、サイトの作りと運用を支援しました。

ChatGPTに勧められて来場するお客様は、本当にいるのか

松尾設計室には、ChatGPTに勧められて来場した建て替えのお客様がいました。2026年10月の取材で松尾様が紹介したのは、この1件です。

数か月前、1か月か2か月ぐらい前だったと思うんですけど、建て替えで来られたお客様がいらっしゃったんです。うちの社員が雑談の中で、僕も一緒にいたんですが、『どうやってうちを見つけたんですか』と聞いたら、『チャッピー(ChatGPT)に、このあたりで家を建てるならどこがいいかと聞いたら、松尾設計室にまず行っておきなさいと言われました』と。それが一番大きな印象かなと思います

代表取締役 松尾和也様

他に行く前に、まず松尾設計室に行ったほうがいいんじゃないですか、という回答がAIから来るのは、願ったりかなったりです

髙谷(SHO-SAN)

AIO対策の効果は、何の数字で確かめるのか

SHO-SANは、松尾設計室のAIO対策の効果を、AIの回答文に社名が出る回数などで計測しました。AIの回答文に社名が出る回数は、1日あたり平均で、取り組み前の3月の10.1回から8月の16.9回へ、約1.7倍に増えました(計測ツールAhrefs Brand Radar・2026年9月1日計測)。ただし、3月時点から増加は始まっており、すべてが施策の効果ではありません。

2026年9月1日の計測(Ahrefs Brand Radar)では、床冷え・基礎断熱・エコ暖房といった話題でも、AIの回答に松尾設計室の名前が出ていました。

でも僕、床冷えという言葉って、自分で使ったことがないんです。基礎断熱はよく言いますけど、エコ暖房という言葉も発したことがない。だから僕のウェブサイトに、エコ暖房も床冷えという言葉も、絶対ないはずなんですよ。多分、類義語として引っかかったんでしょうね

代表取締役 松尾和也様

サイトを参照する外部サイトは、210から554へ

松尾設計室のサイトを参照する外部サイトの数は、2026年9月1日時点で554(取り組み前は210)でした(Ahrefs計測)。髙谷によると、松尾様の記事や発信を使って別の記事を書く人が、参照元として松尾設計室のサイトを載せているそうです。

これって、SEOの頃に言われていた被リンクと同じことですね

代表取締役 松尾和也様

コラム2本が、ChatGPTとCopilotの回答に引用された

松尾様がYouTubeで語ってきた知見が、サイトのコラムとして文字になり、AIに届きました。2026年9月1日の計測で、引用が確認されたコラムは2本でした。

第1種換気システムの費用を尋ねる質問に、ChatGPTが松尾設計室のコラム「第一種換気は必要か?第三種換気との費用対効果を自分で計算する方法」を引用して回答していました。暖房器具の燃費を比べる質問では、Copilotがコラム「暖房器具の電気代と燃費ランキング|エアコンが最強な理由とCOP比較」を引用していました(Ahrefs・2026年9月1日計測)。

Googleの検索結果に出るAIによる概要(AI Overviews)に引用された松尾設計室のサイトのページ数も増えました。4ページ(6月1日時点)、5ページ(7月1日時点)、6ページ(8月1日時点)、8ページ(9月1日時点)です(Ahrefs・2026年9月1日計測)。

AIO対策は、効果が出るまでどのくらいかかるのか

松尾設計室では、2026年9月1日時点で引用が確認されたコラム2本のうち、最初の1本が、公開から約2〜3か月でAIの回答に引用され始めました(Ahrefs・2026年9月1日計測)。取り組み全体の数字については、髙谷が次のように話しています。

松尾さんは、やっぱり成果の出は早いです。もともとお持ちだった土壌が強かったので、4か月くらいでしっかり数字の結果が出てきました

髙谷(SHO-SAN)

AIO対策は、一度やれば終わりなのか。続けることを誰が支えるのか

松尾設計室の松尾様は、AIO対策は一度やれば終わりではないと言います。AIも、InstagramもYouTubeも、活動をやめた時点で評価されなくなる、という考えです。

ウェブサイトは、一回SEO対策をやって作り込んだら、そこから先は結構な年月、特に何もしなくてもそれなりに効果を発揮した、というところがあると思うんですけど、AIもそうだし、InstagramもYouTubeもそうなんですけれども、定期的に繰り返す人しか評価しない

代表取締役 松尾和也様

松尾様は、続けられる人だけが評価される仕組みを、こう表現します。

ちゃんと習慣としてやれる人しか評価に値しない、システムというか、アルゴリズムが明確なんです

代表取締役 松尾和也様

人間ってなんでもそうですけど、一回こっきり頑張るというのは、できる人が結構いるんです。でも、ずっとやり続けるのは、人間にとって一番難しい。だから成功する人が少ないと思うんですけど、そこのところ、多くの人のしんどいところをサポートするのが、SHO-SANさんの役割なのかなという感じがします

代表取締役 松尾和也様

営業マンより、日々更新する人が分かれ目になる

これまで住宅業界は営業マンありきの世界でしたが、営業マンの重要性が少し下がってきて、代わりに広報担当者、つまり日々更新し続ける社員か外注業者がいないと、存在しないことになってしまう。大きな会社には広報部や広報専用社員がいますが、小さすぎる会社では、設計や現場管理をいろいろやりながら広報も、というのでは、日々アップし続けるのは難しいと思います。そこが今後、存在し続けられるかどうかの境目になってくる。確実に見えているところかなと思います

代表取締役 松尾和也様

AIに選ばれたい住宅会社へ。松尾様からのメッセージ「情報と情熱の量」

松尾設計室の松尾様が、AIに選ばれたい住宅会社に送ったメッセージは、「もっともっと大量の情報を発信する」ことでした。

もっともっと大量の情報を発信する。発信するというのは、アップするということですけれども、それがお客様にとっての安心や、選択の判断基準になります。それはAI対策でもあるし、お客様の判断基準にもなり得る。情報の量と情熱の量というか、情報と情熱ですね。これが掛け算なのか足し算なのか分からないけれども、その量が少ない会社はダメだなと思います

代表取締役 松尾和也様

松尾様にとって、SHO-SANはどんな存在か

松尾設計室の松尾様は、SHO-SANを「縁の下の力持ち」と表現します。

僕が知らないことを補ってくれる、本当に縁の下の力持ちです。こちらが言わなくても、勝手に動いて助けてくださる存在かなと思います

代表取締役 松尾和也様

今後ともAIO対策、もっともっと松尾さんが選ばれるように、うちも頑張っていきたいなと思います

髙谷(SHO-SAN)
SUMMARY

まとめ

  • 松尾設計室では、AIの回答文に社名が出る回数が、取り組み前の3月と比べて8月は約1.7倍になりました。3月時点から増加は始まっており、すべてが施策の効果ではありません。松尾設計室のサイトを参照する外部サイトは、2026年9月1日時点で554(取り組み前は210)です
  • 取り組みの中身は、サイトの土台づくり(AIが読める構造への改修)と、松尾様がYouTubeなどで話してきた知見を、FAQ 28問と月4本のペースのコラムとしてサイトに載せていくことでした
  • 松尾様の実感は、AIは「定期的に繰り返す人しか評価しない」ということです。広報の専任を置きにくい規模の会社では、日々更新し続ける担当者か外注先を持てるかが今後の分かれ目になる、と松尾様は見ています。また、選ばれたい住宅会社に問われるのは、情報と情熱の量だとも話しています

AIに選ばれるために必要なのは、一度きりの対策ではなく、大量の情報を出し続けること。松尾様の話は、そこに行き着きました。

FAQ

よくあるご質問

AIO対策の効果は、どんな数字で分かりますか?
兵庫県の設計事務所・松尾設計室では、AIの回答文に社名が出る回数が、取り組み前の3月の1日あたり平均10.1回から、8月は16.9回へ、約1.7倍になりました。3月時点から増加は始まっており、すべてが施策の効果ではありません(Ahrefs Brand Radar・2026年9月1日計測)。松尾設計室のサイトを参照する外部サイトの数は、2026年9月1日時点で554(取り組み前は210)でした。
設計事務所のAIO対策では、具体的に何をしますか?
兵庫県の設計事務所・松尾設計室のAIO対策は、サイトの土台づくり(AIが読める構造への改修)と、松尾様がYouTubeなどで話してきた知見を、FAQ 28問と月4本のペースのコラムとしてサイトに載せていくことが柱でした。SHO-SANは、サイトの作りと運用を支援しました。
AIO対策は、効果が出るまでどのくらいかかりますか?
兵庫県の設計事務所・松尾設計室では、2026年9月1日時点で引用が確認されたサイトのコラムは2本で、最初の1本は公開から約2〜3か月でAIの回答に引用され始めました(Ahrefs・2026年9月1日計測)。SHO-SAN代表取締役の髙谷一起は、松尾様がそれまでに積み上げてきた発信が土台になったと見ています。
AIに勧められて来場するお客様は、実際にいますか?
兵庫県の設計事務所・松尾設計室には、ChatGPTに勧められて来場した建て替えのお客様がいました。そのお客様は、ChatGPTにこのあたりで家を建てるならどこがいいかと聞いたところ、「松尾設計室にまず行っておきなさい」と言われた、と松尾様は話しています。2026年10月の取材で紹介された来場事例は1件です。AIの回答は変動するため、同じ結果が出るとは限りません。
AIO対策は、一度やれば終わりですか?
兵庫県の設計事務所・松尾設計室の松尾和也様は、AIO対策は一度やれば終わりではなく、続けることが必要だと考えています。AIも、InstagramもYouTubeも、活動をやめた時点で評価されなくなり、「定期的に繰り返す人しか評価しない」と話しています。また、広報の専任を置きにくい規模の会社では、設計や現場管理をしながら日々更新し続けるのは難しく、日々更新する広報担当者か外注先を持てるかが、今後の分かれ目になるという見方です。
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